やく1ヶ月ぶりの更新です。
予定の詰め込みすぎと、季節の変わり目のせいでしょうか。子供と一緒に2週間ほどひどい風邪を引いたのもあって、気力体力ともにかなり落ちていました。
心の調子が悪い時はまず体の調子を整える。
体の調子が悪い時は心の状態を見直す。
を意識しているんですが、今回はどちらもどうにも出来ず、
ツライよぅ
ツライよぅ
と布団を被っていました。
体調が上がってくると
「このままずっと元気でいられるかもしれない」
体調が下がりすぎると
「一生病気のままかもしれない」
と、超楽観・超悲観を繰り返してン十年(笑)
さすがに
んなわけない
という視点がもてるようにはなったんですが、それでもものすごく体調を崩すと
一生こんなことを繰り返すんだろうか
と悲しみでいっぱいになってしまいます。
それでも、この記事を書いている今を穏やかな気持ちで過ごしています。
鬱々としながらも
何とか現状を打開できないか
考える中で、新しい視点も出てきました。
今まで「選べない」「選びたくない」と考えていた選択肢を「出来るかも」「やってみようかな」と思った瞬間に、頭も体も軽くなってふわふわっと上がっていく。いつも力を緩めて過ごせるのが理想なんだけど、悩みの真っ最中にいる時って力が入っていることにすら気づけないんですよね。
さてさて。
昨日渋谷で開催された第4回引きこもり女子会に参加してきたので、毎度のレポートを書いてみます。
「自助グループでの会話は他言しない」というのは、全ての自助グループ(悩みを持った人たちの当事者会)の基本なので、自分以外の人が話した具体的なことには触れません。
当日参加した方が「他の人はそんなこと考えてたんだ」とか、参加してないけれど「どんな雰囲気か知りたいな」という部分を、いち参加者として書いています。書くことで、私自身も気持ちがまとまったり、体験を落とし込むことができるような。
ちなみにトップの写真は、前回の女子会参加前に撮影したもの。
ハチ公に猫ちゃん!
よくあることなの!?
4回目の引きこもり女子会、1部は輪になってスタート
前回までは前半(第1部)は同じ内容で、主催の林さん恩田さんの現在までの経験を、対面で座って聞く感じでした。今回からは話の内容を特定せず、椅子をぐるっと丸く並べて、よりフランクな感じに。
「今回が初参加」という方も大勢いたので、恩田さん・林さんそれぞれの経験を振り返りつつ進行。お二人がこれまで辿ってきた道は聞いたことがあるんだけれど、改めて聞いても「同じ話か」という感じがない。
話の切り口が違うのもあるんだけど、お二人の経験の中には自分の経験と重なる部分がどこかしらにあって、話を聞きながら自分を重ねているんですよね。それで「そうそう」「わかる」「へえ!」など、うなずくポイントがたくさんある。
マイノリティーとしての経験って、経験した当時は一人ぼっちだった。周りに共感してくれる人も、相談相手も、誰もいなかった。だから引きこもりであったり、病気であったり、生き辛さを抱えるレベルにまで至ってしまったわけです。
過去の「強烈な孤独」「強烈な悲しみ」体験って、飽きるほど繰り返しなだめたり、認めたり、癒したり、すり合わせたりしないと静まらない。飽きるほど繰り返してもなお、なかなか消えてはくれないもののように思います。
同じような経験をした人の話を聞く、批判を気にせず自分の体験を言葉にするって癒しの作用が大きくて、その癒しが次の一歩に繋がることも多いんじゃないかな。
1部は時間としては短いけれど、お二人の経験を通して「自分と対話する時間」という感じでした。合間に出た質問も、質問に対する回答もいいんだけれど、問いかけそのものに意味があるような感じがしました。
うまく表現できているかな。
とにかく久しぶりに1部から参加して良かったです!
引きこもり女子会2部はグループトーク
15分ほど休憩を挟んで、2部はグループトーク。
今回のテーマは
親子関係、人間関係、発達障害、仕事、主婦、アニメ、恋愛/結婚、ファッション、女子会企画
の9つがあったのですが、当日の人の流れを見ながら無くなったものもあれば増えたものもあったり。2部から初参加の方もたくさんいたので、「初めての人席」が増えてたかな?
1部・2部合計で参加者は80名を超えたようで、最後は熱気が立ち上りました。もちろん話したくない人は何も話さなくてOK。それでも、引きこもり・引きこもり気質といえど、皆さんそれぞれ想いはあるわけです。むしろ、いつも人との交流がないからこそ、大きくなり過ぎた想いを抱えているのかも。大都会(!)渋谷まで、勇気を出して足を運ぶんですから。
電車に乗る。都会に行く(しつこい?私だけかしら笑)。知らない人の集団に入る。言葉を発する(かもしれない)。非日常の時間を過ごす。人目のある場所へ行く。
どれもとても怖いことです。
余裕に見えているかもしれない?私でも、「あんなこと言っちゃったよ」「失礼なことしなかったかな」「ヘンじゃなかったかな」「あの時ああ言えば良かった」とか、気にしたりします。調子によって度合は変わるけれど。
それでも参加して良かった
これが毎度の感想です。
前回お話しした人が声をかけてくれたり、お会いしたことがない人に「どん底ちゃん、知ってます!」と言ってもらえたり。少しずつ繋がりが生まれて行く。その繋がりが、怖いものではなくて嬉しい出来事だというのは、やっぱりいいものです。
私は一人が好きです。
でも孤独は大嫌い!
やっぱり人はいいなあ。温もりはいいなあと感じました。
当日の個人的な話
ここからは私の超個人的な話です。
最初にも書きましたが、この1ヶ月体調がとても悪くて。前日久しぶりに「引きこもり女子会次はいつかなあ」と検索して「明日か!」と。
「翌日遠出する予定があるし、テンションも低いし、どうしよう。当日の気分で決めよう」と決断を先送り。朝になってもまだ迷いながら、行きたいには行きたかったのでゆるゆると動き出して、結局ギリギリに準備を終えました。
渋谷駅から会場までの坂を登りながら、「仕事のこと・お金のこと・夫婦のこと」最近悩んでいることを総合して
子供と離れることになったらどうしよう、
自分の貯金がなくなったらどうしよう、
屋根の下で眠れる環境がなくなったらどうしよう。
今の生活は嫌!
でも飛び出せば生活はもっと苦しくなるし、住む場所すら無くなってしまうかも(夫に出て行けと言われているわけじゃないので、ただの予期不安なんだけど)。
損したくない!
自分が持ってるものを手放さずに望みは叶えたい!
という自分の強い感情が悩みを生み出していて、その悩みはそもそも自分が作り出している。自分の狭い心が自分を苦しめているんだ。そんな言葉がふわっと迫ってきて、
あー、私ってダメだなあ
と、自分を責めるモードに突入していました。
会場に着いても、相手をちゃんと見る余裕がないなぁとか、2部のフリータイムをちゃんと過ごせるかなぁとか、どうでもいいようなことを考え始めて。1部と2部の間の休憩タイムは「一人になりたい席」に移動して5分ほどぼんやり。飲み物を買いに行って、ようやく気分がスッキリしてきました。
交流タイムでは「主婦」と「仕事」テーブルに参加。
なんやかんやとお話ししていたら、、、会が終わる頃には調子がちょうどいいくらいになってました(笑)会の初めにこのテンションが良かったけど、参加して元気になったならいいじゃないか!と、前向きに会場を後にしたのでした。
ツイッターで声をかけてもらってた事に終わってから気づいたり、反省点はあったけど、「自分が楽しかった」って感覚は一番大切にすべき。人に気を遣いに行ったわけじゃなくて、みんな自分がちょっと元気になるために参加するんだから。それでいいんだ、と思いながら帰ってきました。
帰り道、翌日の外出に合わせてどうしても欲しかった手帳を買って帰宅。その途中で「明日の予定を別の日に変更してもらえないか」という電話がかかってきて、ホッと力が抜けました。やっぱり連日の外出は疲れそうだし。
眠る前。
渋谷の坂を登りながら考えていた
損したくない
持っているものを手放したくない
という不安についても、
当たり前じゃないか
と思えました。
子供と一緒に暮らせなくなるとか、家が無くなって路頭に迷うとか、生きていくお金がなくなるとか、そんな可能性がちょっとでもあったら不安なのは当たり前じゃないか。
そして現実には今ベッドの上で眠っていて、明日も同じ場所で眠れそうだ。これ以上は考えるのはやめよう。ずっと怖かったんだね、と自分の胸をトントンして寝ました。正確には「逃げ恥(「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマ)」を見て、ガッキーに癒されつつ現実逃避をして寝たんですけど。
どんな感情であっても、
正しいとか良くないとかジャッジしない。ただ感じる。今そんな気持ちなんだなと認めて、苦しいなら「辛かったね」と自分を癒す。
元気な時は意識できるんだけど、調子が悪くなるとすぐに忘れてしまいます。それでも、何度でも思い出して基本に戻ればいい。
個人的には、そんなリセットの1日でした。
久しぶりのブログということで長くなってしまった。
また、定期的に記事を書いていこうと思ってます。
あまり先のことを考えすぎない。
今の自分にできること、したいことを一つずつ積み重ねていく。
長々読んでいただきありがとうございました!